少年シニア 自由形で生きる

人生の最終章を少年に戻って自由形で生きる事に決めた男が出会った風景・言葉・芸術・人

琵琶湖の秋を愉しむ

 2か月に一度高齢の両親の様子をうかがいに大阪へ帰っている。その際、東京から途中下車をして、今まで行きたかったところをぶらりと訪れている。前回の8月は延暦寺だったが、今回は、琵琶湖の湖西地区を訪れた。

 

湖西地区は、里山写真で有名な今森氏の生活拠点であり、都会化を逃れた里山風景の素晴らしいところだ。今回は米原から長浜に出て長浜港から竹生島に立ち寄り、遊覧船で近江今津まで出て、そこからマキノに北上。 紅葉や新緑で有名なメタンセコイアの並木道を歩くプランを考えた。

まず米原駅を降りて長浜へ。長浜駅につくと豊臣秀吉の絵が、ここは秀吉が開発した町なのだ。

f:id:tkbkun:20181015054701j:plain

長浜と言えばレトロな建物で有名。ちなみにこの建物は銀行

f:id:tkbkun:20181015050021j:plain

そして黒壁の街並みが続く。

f:id:tkbkun:20181015051002j:plain

 長浜駅から歩いて3分 公園内から待望の琵琶湖が見える

f:id:tkbkun:20181015051123j:plain

  船上から長浜城が見える。最高の天気で気持ちがいい。

f:id:tkbkun:20181015051217j:plain30分ほどで竹生島が見えてきた

f:id:tkbkun:20181018100233j:plain

竹生島に上陸する。ここは、秀頼が父親の秀吉を祭ったパワースポットである。周囲2キロの小さな島だ。f:id:tkbkun:20181015050908j:plain

 こちらのかわら判は、運試しの道具なのだ

f:id:tkbkun:20181015050445j:plain

上記のかわら判を投げて鳥居の中をぬけるとご利益があるようだが、殆どの人が入らないのを見て、私は辞退した。

f:id:tkbkun:20181015050815j:plain

竹生島を出航し湖西の近江今津に向かう

f:id:tkbkun:20181015050114j:plain

近江今津と言えば「琵琶湖周航の歌」。

ここで2人の学生によって、この唄がつくられ今も愛され歌い継がれている。

f:id:tkbkun:20181015045929j:plain

作詞 吉田 千秋 作曲 小口太郎 実はこの2人接点は全くない。

東京の作曲家 小口の「ひつじぐさ」の曲に、京都大学のボート部にいた吉田千秋が、練習中に即興で

をかえて歌った。これが人気となり、最終的に京都大学学生寮の寮歌になった。

残念なことに2人とも20歳代の若さで亡くなっている。

f:id:tkbkun:20181018083735j:plain

湖西線にのって北上し「マキノ高原」で有名な「マキノ」駅へ、お目当てはメタンコセィアの並木道と湖西

地域独特の里山風景だ、並木道までは、コミ二テイーバスで行った。紅葉の頃は車と人でごった返しになる

そうだ。 でも緑の並木も素晴らしい。1、4キロほどの並木道だ。その道を無心に歩く。

f:id:tkbkun:20181015045842j:plain

そして、その横に広がる田園風景。実に気持ちがいい。

f:id:tkbkun:20181015051934j:plain

明日は市民マラソンがあるようで、スタッフさんが用意の余念がなかった。最高のロケーションを走るランナーたちの健闘を祈ろう。

f:id:tkbkun:20181018100943j:plain

 並木道の終点からはマキノ駅まで歩くことにした。バスで帰るにはもったいないと思ったから。約45分

ほどの歩き。歩くと秋をその土地の匂いを感じ、秋を感じることができる。山頭火になった気分で無心に

歩く。年季の入った農家の建物、そしてトンボ、コスモス、ススキ 遠くに見えるメタンセコイア。

ここには空きがつまっている。

f:id:tkbkun:20181015050238j:plain

 

f:id:tkbkun:20181015050409j:plain

 

f:id:tkbkun:20181015052020j:plain

 

f:id:tkbkun:20181015051840j:plain

f:id:tkbkun:20181015051737j:plain

f:id:tkbkun:20181015053444j:plain

いよいよ旅も終わり。湖西線で大阪へ向かう。両親は穏やかに生きているだろうか。

心は大阪に向かう。

ハノイぶらり旅4

今回は、最後にハノイを歩いていて面白いな、いいなと思ったベトナム人の生活の

匂いがする写真を何枚かアップします。

 

やはりベトナムといえば、この編み笠。ほとんどが中年以上の女性がかぶっていましたが、

昔よりかぶる人は減っているのでしょうか。

f:id:tkbkun:20181006195447j:plain

早朝の市場で、鶏肉を思い切りぶつぎりにする女性。正直こわい。

f:id:tkbkun:20181006195516j:plain

朝市の売り物の鶏肉と並ぶもうひとつの顔が新鮮な野菜。市場はとにかく\売る側も買う側も

女性が主役。

f:id:tkbkun:20181006195554j:plain

 観光バスの運転手さんのくつろぎの場所。皆が観光している間に、こうやってくつろいでいるんだ。日本の観光バスはこういう空間があるんだろうか。

f:id:tkbkun:20181006195942j:plain

愛車をカメラで納める若者 新品でご自慢のバイクなんだろうな。バイクはベトナムの顔。いいバイクを皆がのっていた。

f:id:tkbkun:20181006200034j:plain

あちこちでバイクを椅子代わりにして休んでいるおじさんを見かけた。このバイク本当におじさんのバイクなのかな?

f:id:tkbkun:20181010063816j:plain

べトナムといえば、日本のうどんに似たフオー。朝・昼・晩と時期にかかわらずベトナム人はフォーをよく食べる。私も滞在中1回食べたが、安くて(150円くらい) なかなかの味です。大きく2種類あって、牛肉が

入ったフォーボーと鶏肉が入ったフォーガ。

f:id:tkbkun:20181006200123j:plain

ハノイの中心地ホエンキム湖の近くの洒落たレストランでの生演奏会。なかなかの歌唱力で、ついここに最終日の晩飯の場所に決めた。

f:id:tkbkun:20181006200216j:plain

 

ホエンキム湖の遊歩道で腕立てをする男性。前にも触れたがベトナム人の健康熱や頑強な身体をつくることへのこだわりはすごい

f:id:tkbkun:20181010061901j:plain

こちらは下町街で花を売る女性。ベトナムで最も人気があるのは菊だそうで、お寺なんかにも、必ずといって菊が飾られていた。幸福を呼ぶ花なのだろう。

f:id:tkbkun:20181006200319j:plain

あちこちで象棋(将棋のようなもの)に興じるオジサンたち。外野もワイワイガヤガヤ 駒音も大きい。f:id:tkbkun:20181006200422j:plain

湖の遊歩道に突然、鶏たちが登場。そういえば初日の朝、鶏の鳴き声で起こされた。でもここはベトナム一の大都会ハノイなのだ。

f:id:tkbkun:20181010064452j:plain

文廊(学問の仏様のお寺 菅原神社のような所)で、見かけた少年。親は少年を連れて仏様に少年が賢くなって、すこしでもいい学校に入れるようお祈りするらしい。

f:id:tkbkun:20181010055643j:plain

こちらも文廊で見たアオザイを着た女性。文廊で出会った日本にも住んでいたことのある男の人の話しでは、大学2~3年生が、将来の進路の成功を祈願して訪れると言っていたので、この女性も二十歳前後なのかもしれない。

f:id:tkbkun:20181010055752j:plain

とにかくバイクの数が凄い。向こう側に横断したいのだが、信号を無視するものもいるし、とぎれないのでなかなか向こうに渡れない。そういう場合は、堂々と手をあげてあえてゆっくり歩くのがいいらしい。私も次第にひけるものならひいてみろという気持ちになって渡ったら何とかなった。人間は慣れる動物だと再認識。

f:id:tkbkun:20181010060352j:plain

英雄ホーチミンが眠るホーチミン廊とそれを警備する警備人のパフォーマンス。それだけでここがベトナムにとって特別な所であることがわかる

f:id:tkbkun:20181010064056j:plain

ハノイ国際空港の待ち合わせ場所に設置されていたマッサージチェア 10分で約100円 40分まであって約400円。これ時間潰しと旅の疲れをいやすナイスアイデアだと思った。

f:id:tkbkun:20181010060952j:plain

ベトナム航空のスチュワーデスさん。ベトナムの美人は愛嬌があるというよりすました美人が多いというのが私の印象。

f:id:tkbkun:20181010061616j:plain

 

 ハノイ国際空港についた時、仕事ですでにベトナム在住7年 ベトナムから車で2時間ほどの中都市ハイフオンで生活している日本人と降り際に短い会話をした。彼の話では、ハノイはあまり面白くないということだった。これからハノイを観光を愉しみにしている旅行者に余計なことをいう人だなと思ったが、ハノイを見慣れている人と、初めて訪れた旅行者では、見る目や視点も変わってくる。

私自身ほんの3日のハノイだったが、日本との違いや共通点、思いもよらない気づきもあって、十分楽しかった。タムコットのクルーズも今回いけなかったし、少数民族のいるサパいも行けなかったから、また機会があればぜひ行ってみたい。

ただ、その前に、古都のフエや経済の中心地ホーチミン リゾートのダラットなど、さらにベトナムに行ってみたい。

ベトナム人に日本語を教えているので、今回の旅は授業にも何らかの形で貢献してくれるだろう。そういえば帰りの便もこれから日本へ留学するベトナム人3人組と隣の席になったので、色々と話をした。彼らも私が日本語学校の先生であることがわかると親しげにベトナムのおやつをくれたり話がはずんだ。

これも日本語教師の特典と言えるかもしれない。思いで深い旅になった。

ハノイぶらり旅3「ハノイ美術博物館」

ハノイ3日目 今日はとにかくベトナム市内を歩きまわる。名所・旧跡というより

ベトナムのアートや文化を体感する」「ベトナム人の生の日常の姿を見る」こと

が目的。だからタクシーはできるだけ使わず、基本は徒歩。車窓で眺めるのと歩く

のでは情報量や体感度が全く違うのだ。

 

 お目当ての美術博物館へ向かう。素朴な田舎での生活風景 そしてその美しい田舎

の生活にも忍び込んだベトナム戦争の影を描いた作品に心を打たれた。

 

f:id:tkbkun:20181005215128j:plain

女たちの労働のひとときの休息

f:id:tkbkun:20181005215218j:plain

なつかしさと人間も含めた生き物の匂いを感じさせる村の風景

f:id:tkbkun:20181005215248j:plain

村のバザールなのか祭りなのか、いずれにしても村人全員の喜びが溢れている

f:id:tkbkun:20181005215326j:plain

女たちの休息の様子と銃をもって立つ男の対比。戦争の影がここにもみられる

f:id:tkbkun:20181005215411j:plain

なぜか着物をきた女性が描かれていた。日本人なのだろうか。

f:id:tkbkun:20181005215453j:plain

こちらはベトナムの伝統衣装アオザイをきた女性

f:id:tkbkun:20181005215549j:plain

私には砂漠にみえた。戦争という生命のない不毛さをこの絵が著しているようだ

f:id:tkbkun:20181005215641j:plain

平和の象徴であるハトと暴力を象徴する銃。これを描いた作者の意図は如何に。

f:id:tkbkun:20181005215712j:plain

敵にむかって銃を構える戦士。穏やかな田園風景との対比。

f:id:tkbkun:20181005215753j:plain

血を想像させる赤い海のハロン湾ハロン湾が泣いているように感じた

f:id:tkbkun:20181005215859j:plain

銃を手にする女性像。女たちも男たちにまじり戦わざるをえなかったのだろう。

f:id:tkbkun:20181005220122j:plain

戦士のひとときの休息。家族との時間が戦士の心を癒しただろう。

f:id:tkbkun:20181005220231j:plain

長引く戦争への疲労・不安感が伝わってくる。

f:id:tkbkun:20181005220346j:plain

戦場へ向かう男たち。まさに名曲「美しい昔」に書かれた姿か

f:id:tkbkun:20181005220458j:plain

 

ベトナム戦争については凄い勢いの経済発展の中で、次第に忘れ去れようとしている

感もある。私がいま日本語を教えている留学生自身「戦争を知らないこども」であり

ベトナム戦争の話題が出ることはあまりない。

でも、私はこれを機に今一度、ベトナム戦争とは何だったのかを考える契機にしたい

と思い、美術館をあとにした。

 

この歌はベトナムの留学生から教えてもらった戦争によって国に恋人を奪われた女性

の悲しみの唄。 日本とベトナム人の国際結婚を扱ったドラマの主題歌として唄われた

 

美しい昔(作詞 作曲 チンコンソン 唄 カーンリー)

 赤い血の果てに あなたのしらない愛があることを教えたのは誰

 風のたよりなの 人のうわさなの

 愛を知らないで いてくれたならば

 私は今もあなたのそばで 命続くまで夢見てたのに

 今は血の果てに 愛を求めて 雨に誘われて消えていくあなた

  


美しい昔 カーン・リー

 

 

 

 

 

 

ハノイぶらり旅2(ハロン湾)

2日目はハノイ観光の定番ハロン湾クルーズ&バッチャン焼きのOPツアーを申込む。

,ハロン湾は1994年に世界自然遺産にも登録され、ハノイ観光の顔だ。桂林が川の水墨

画風景ならこちらは海の水墨画風景。自然が創り出した奇岩を愉しむ。天気は良好。

視界よし。しかしハノイからバスで3時間近くかかるのがネック。

f:id:tkbkun:20181005155902j:plain

f:id:tkbkun:20181005152619j:plain

f:id:tkbkun:20181005162511j:plain

f:id:tkbkun:20181005162318j:plainf:id:tkbkun:20181005155754j:plain

 

鍾乳洞にはいる。はいってからはとにかく上り。結構きつい。ライトアップしているが、桂林のようなど派手さはない。

 サンタさんはどこにいるでしょう?

f:id:tkbkun:20181005155526j:plain

穴から光が入り込み幻想的な風景を見ることができた。

f:id:tkbkun:20181005155357j:plain

 ハロン湾のハーは下。ロンは龍。つまり下に下る龍を意味する、f:id:tkbkun:20181005155629j:plain

 

ハロン湾につく前、バッチャン焼きの工場へ。とにかくアナログの世界。この道何年の職人さんがこの文化を支えている。

f:id:tkbkun:20181005160014j:plain

 

f:id:tkbkun:20181005160109j:plain

f:id:tkbkun:20181005160152j:plain

こちらは刺繍裁縫の現場。素晴らしい作品が多い。高価なものは買えないのでサイズの小さいふつうの作品

買った。

f:id:tkbkun:20181005162424j:plain

 

 ハロン湾は昔はトンキン湾の一部で、日本と同様、13世紀後半に元寇が襲ってきたときに、元寇の船をこのハロン湾に誘き寄せて、集中攻撃して撃破したという。日本と同様の窮地の戦いがあったことを知って、思うところがあった。昔、広州や桂林はベトナムの領地だった。それを中国に奪われさらに南下して約1000年 中国の支配下におかれた。私のいる日本語学校では学生同士仲良くしているが、どんな想いが彼らの中にあるのかは知るよしもない。

 

次回は3日目、ベトナムを訪れた芸術の世界を紹介します。

ハノイぶらり旅1(統一公園)

 

先月末から今月はじめまで、3日間という短い期間だったがハノイに行ってきた。

日本語教師として,これまで70人近くのベトナムの学生と接してきた。そのうちに

彼らがどのようなところでこれまで生活をしてきたのかを知りたくなった。

またそれを知ることで、授業に厚みができるのではないかと思った。場所はハノイ

でもダナンでもホーチミンでもこだわりはなかった。ただ熱さが苦手で、街を歩い

てまわりたかったので、一番温度の低いハノイに決めた。

 

1日目 行きの飛行機で隣にベトナムカップルと同席となった。べトナム人を知

るためには、まず話をすること。定番のシンチャオ(こんにちは)の挨拶日をして

日本語で自分の身分とハノイへいく目的をつげた。2人は日本にすでに2年間いて

ベトナム企業の日本支店で働いていて、休暇でベトナムに帰るところだという。

日本語がわかるベトナム人ということもあり、色々ハノイの情報が聞けた。

 

ハノイの国際空港に午後1時頃着。ホテルの部屋についたのは3時だった。 

話に聞いてはいたが交通量がすごく、日本と違うのは圧倒的にバイクの比率が高い

こと。バイク8割車2割という感じだろうか。2人乗りも多い(中には3人乗りも)

私はこの風景を唖然と見ながら絶対、ベトナムで車の運転はできないと思った。

 

バイクのあとを車がついていくという感じ。

f:id:tkbkun:20181003181054j:plain

 今回の宿泊先。予想以上に綺麗で快適なホテルだった。

f:id:tkbkun:20181004040511j:plain

 ホテルはハノイ駅から南に約2㌔にあり、⒖分くらい歩いたところに統一公園と

いう大きな公園でウォーキングを楽しむことにした。まずは歩くことで、ハノイ

の匂いを吸いこみたかった。公園の近くに東京タワーに似た塔があって、いい目

印になった。

 東京タワーのような鉄塔

f:id:tkbkun:20181003123603j:plain

 

統一公園は有料(4万ドン 約200円)だが、さすがにお金をとるだけの価値

はあった。大きな池と林に囲まれ池の周辺にはウォーキングやジョギングコース

が整備されている、

その数の多いこと。皇居のまわりを走るランナーの数の比ではない。

 

湖辺では釣りに興じている人も多かった

f:id:tkbkun:20181004180250j:plain

公園内を歩いているとすこしポップな音楽が聞こえてくる。

中年の女性たちがその音楽にあわせてダンスをしているのだ。

100人くらいで座ってお祈りをしているグループもいた。若者はひたすら恋人と

池をみながら愛をささやきあっている。

 

30歳以下は健康よりも恋の方が大切。

f:id:tkbkun:20181003122743j:plain

軽快な音楽にあわせて踊る中年女性グループ。

f:id:tkbkun:20181003122827j:plain

集団でお祈りか?

f:id:tkbkun:20181003122709j:plain

6時になると公園内は真っ暗。でも人の姿は減らない。

f:id:tkbkun:20181003122901j:plain

 

中年以上のおじさんはというと、上半身をあらわにして、公園内にある運動器具

を使って腕立て伏せ 腹筋 ストレッチングをしている。70歳近くのおじいさん

が。これみよがしに鍛えた体を見せつけるように上半身裸で歩いている。

うーん。ベトナムの健康ブームはすごい、桂林へ行ったときも思ったが、さらに、

筋肉を強化しようとしているおじいさんが結構多いのだ。

日本のおじいさんは、そんな人マラソンをしている人など一握りだろう。

 

7時半から10月よりハノイに赴任して日本語を教えるF氏と再会し、食事をともに

した。彼とは日本語教師養成講座からのつきあいでいわば同期生。

ただ、彼は巣鴨日本語学校を経て、ホーチミンで約1年間ほど日本語を教えた。

その後、日本へ帰ってきたとき何と偶然にも私がお世話になっている日本語学校

入ってきたのだ。思わぬ再会だったが、半年もたたぬうちに、今度はハノイで日本

語を教えることを選択したのという。よほどベトナムが気にいったようだ。

私は今のところ海外の日本語学校で働く意向はない。日本語教師だけでなく、色々

としたいこともあるし、高齢の父母の様子も気にかかる。

ベトナム通の彼に食べる場所を任せて正解。とろとろの肉料理とサラダ、ハイネケン

のビール2本で800円。

彼は今度赴任する学校から迎えにきたタクシーで帰っていった。

彼がベトナム日本語学校をしたい理由が何となくわかるような気がした。

 

さて、明日は自然遺産のハロン湾に、天気は絶好の予想で期待が高まる。

その様子は次回に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

舘野鴻氏の昆虫展がすばらしい

 もう数年前からだろうか。小学生のジャポニカ学習帳の表紙から昆虫の写真が消えた。そのアップの写真に不快感を感じる親たちやこどもたちからのクレームがあったからだという。それで今は花の写真が中心という。

私はこの記事を読んで悲しくなった。昆虫こそこの世界で人間以上に数や種をふやし、一部の極地を除いて世界中に繁殖した成功者である。生命の種の半分近くは昆虫でありその多様性も素晴らしいものがある。私は昆虫の生命力に畏敬の念を感じたことはあっても嫌悪感を感じたことはみじんもなかった。

 

すでに昨日で終了したが、町田で舘野鴻(たてのひろし)氏の昆虫展が開催されていて最終日に私も見にいった。昨日かみさんが感動して帰ってきて私にもと薦められて見にいったのだ。昆虫や爬虫類など人間から見れば少しグロテスクな生物を苦手とするかみさんが感動したという作品とはどんなものだろうという興味もあった。

 

そして私も感動した。その詳細な描写と大自然の中にある昆虫を昆虫だけでなく昆虫が捕獲する生物や逆に昆虫を食べて生を紡いでいる生き物とあわせてかかれていた、そしていききとした生と潔い死を賛美した短いメッセージにも感動した。

f:id:tkbkun:20180925054634j:plain

f:id:tkbkun:20180925054708j:plain

f:id:tkbkun:20180925054752j:plain

f:id:tkbkun:20180925054823j:plain

 

舘野氏は小田急沿線の秦野にアトリエをかまえ、その近辺の里山を中心に絵を描いているという。私も冬になるとくっきりと富士山が見える秦野から隣駅の渋沢までを歩いたことがあって、素晴らしいところだ。舘野氏は一時ミュージシャンを目指されたこともあるという多才な才能の持ち主で、絵の躍動感・リズム感も氏の経歴と無縁ではないと感じた。

出口にご本人がいらっしゃて感動したことを伝え、作品集のひとつである「ぎふちよう」を買ってサインしてもらった。

 

ぎふちょう

ぎふちょう

 

 

 ぎふちょうは絶滅危惧種で、天然記念物に指定されているが近くの相模原市に数羽いるというのだ。絶滅が危惧されている理由は、ぎふちょうが主食とする「カンアオイ」が開発や雑木林の管理放棄で激変しているからだという。生命と生命はつながっている。ひとつの植物の死は、ひとつの昆虫の死につながるのだ。

 もっともっと舘野氏自身や作品を知ってもらいたい そうすれば先にあげた学習帳の表紙から昆虫の絵が消えることはないだろう。そう思って帰宅した。

 

↓ 関心をもった方はこちらのサイトをごらんください。

舘野 鴻 アーティスト館 ArtLIFE MUSEUM the NET

イルカショーの何が問題なのか。

国際セーリング大会の開会式で、江の島水族館でイルカのショーが行われたことに

一部の西洋人選手や国際セーリング連盟が問題視し、日本の協会側が謝罪するとい

う事態があった。どうして国際連盟側がこのショーを非難し日本側も、その抗議に

対して謝罪するのかよく理解できなかった。

 

f:id:tkbkun:20180911224645j:plain

私も江の島水族館でイルカのショーをみて彼らの知能の高さと身体能力の高さと訓

練士たちとのチームプレーに感動して、不快な気持ちをもつことはなかった。むし

ろますます生命の素晴らしさとイルカの素晴らしさを感じた。

 

もしこれが虐待行為として映っているのなら英国で発祥した競馬は完全な虐待行為

である。なんといっても人間の金銭欲を満たすために勝負どころでは、むちという

道具さえ使うからだ。

 少なくともイルカのショーはイルカに鞭を加えてギャンブルの道具にはしていない。

なぜイルカは特別で馬や家畜や人間の生活に必須な道具として容認するのか。私に

はよくわからない。これは隣人への愛を説きながら、自己ファーストの論理で植民

地や他国の戦争に介入してきたキリスト教徒であるとする人たちの論理にと通じる

ものがある。

 

西洋人のおしつけがましさや自分ファーストの姿勢に対して、そろそろ本音で話を

ぶつけあうべきではないか、人種差別や原発・環境問題 今世界的に問題になって

いるの大半は西洋人が本来最初にひきおこしたことである。捕鯨の問題も、もとも

と人間に絶対的に必要でない油をとるために殺したのは西洋人である。アヘンを中

国に売りつけ、中国政府がその取り締まりをおこなったら、戦争をしかけたのはイ

ギリスだった。正直、彼らの歴史を冷静にみれば、そういうことになる。

 

動物への虐待行為に反対するなら、すべての動物への虐待行為に反対すべきだ。

サーカスの動物へも反対すべきだし、家畜という行為にも反対すべきである。

自分たちへの趣味嗜好や感性だけで、動物の生命に差をつけないでほしいと思う。

というより、そもそも今回行われたイルカのショーは決して虐待ではない。国際

セーリング連盟が、髙らかに抗議するような類のものではない。またそんな抗議

で謝罪するような類の話しではない。この事件をきっかけにこのことをうやむや

に終わらせるのではなく、きっちりイルカのショーを日本人がどう考え、その意

義をどう思っているのかをきちんと伝える機会にしてもらいたいと思っている。。