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少年シニア 自由形で生きる

人生の最終章を少年に戻って自由形で生きる事に決めた男が出会った風景・言葉・芸術・人

信じるということ

自分は昔から疑り深いところがある。

自分は昔から斜に構えたところがある。

 

でもそんな自分も自然の摂理だけは疑いたくない。

生命に対しては真正面から向き合いたい。

 

すべての生命とそのつながりを自分は信じている。

そしてこの世は無常かもしれないが無情ではないと思っている。

 


玉置浩二ショー サーチライト 玉置浩二×絢香

川との対話

生命の勉強をしていて、多くの生命が水、とりわけ川に依存していることを

あらためて実感します。

すべての真理が、流れる川につまっている気がするのです。

物理的な飢えから生物を守るだけではない。

それは心の拠り所でもあります。とりわけ精神という不安定なものをもつ

人間にとっては・・・。

 

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ヘッセの小説「シッダルタ」の中に、様々な悩みを抱えたシッダルタが、川のほとり

にとどまり、川との対話を重ねる中で、真理に近づく一節がいくつかあります。

 

彼は川から絶えず学んだ。何よりも川から傾聴することを学んだ。静かな心で、開かれた待つ魂で、執着を持たず、願いを持たず、判断を持たず、意見を持たず聞き入ることを学んだ。

 

彼は川の秘密のうちただ一つだけを見た。それを彼の魂はとらえた。彼は見た。この水は流れ流れ絶えず流れて、しかも常にそこに存在し常にあり、終始同一であり、しかも瞬間瞬間新たであった。

 

ああ、すべての苦しみは時間ではなかったか、自らを苦しめることも、恐れることもすべて時間ではなかったか、時間を克服し時間を考えないようにすることができたら、この世はいっさいの困難と敵は除かれ克服されはしなかったか。

                                 高橋健二訳)

 

まだまだ心が定まらず未来に不安する私ですが、川と対話する時間が今後ますます

増えていきそうです。

 

 

 

願い

鯉のぼりが元気よく風になびく姿をみて私は家族を想う。

今日はこどもの日。

家族のひとりひとりが、これからもこの鯉たちのように

のびやかに毎日を生きることだけを深く願う。

 

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悲しさについて

お元気ですか。少年シニアです。

人間というものは本当にやっかいなものだと思うことがしばしばです。

生命の中で人間は大きな脳と精神というものを進化させ、他の生命には決して

真似のできぬことをやりとげたかもしれないが、一方でそれを所有したことで

他の生命に必要以上の危害を及ぼし、自らの生命も苦しめてしまっている。

やりきれないことが多いし、自分自身にも腹立たしく感じる。

そんなとき、一番自分の気持ちを慰め自分の小ささを感じつつも、定まらぬ

未来などに期待せず、一日一日いま自分ができることを丁寧に、誠実にやろう

と感じさせてくれるのがこの歌です。

 


悲しくてやりきれない ザ・フォーク・クルセダーズ 2002

 

この歌は何の解決策や励ましのことばもない、ただつらい現実を嘆くのみの

歌です。でもその歌詞の奥底にある真実の叫びに共鳴し、胸が熱くなる。

嘆くのは、決して絶望していないから嘆くのだ。悲しいのは、よりよく生きる

という気持ちが少しでもあるから悲しいのだ。そう思うのです。

そして、諦観の中で静かな決意が自分の中にわきおこります。

 

今日も、この歌に救われている自分がいます。

 

 

往生際の悪い桜

ももう終わりと、

少々憂鬱なきもちで

いつもの川沿いを

散歩していたら

まだ散ることをよしとしない

往生際の悪い桜が、

私に声をかけてくれた

 

私の憂鬱な心は

瞬時に歓びに変わった。

私はただただ

この桜に感謝して

足をとめ彼女との会話を

しばし楽しんだ。

 

そして来年、

再会することを

約束して別れた。

 

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欲望の衝動と抑制について

お元気ですか。少年シニアです。

私は元来の自己中心性の強さによって、行き詰る局面がしばしばあります。

最近もそうした兆候があったので、あらためて森田正馬の本を読みました。

森田は、独自の療法で多くの神経症を根治した医者で、私も若い時から氏の

著作に触れ、いくどか危機を脱しました。

その森田がこのようなことを記しています。

 

宇宙の現象は、すべてただ発動力と抑止力とか、常に平衡状態にあるときにのみ

調和が保たれている。天体にも物質にも引力と斥力とがあって、その構造が保たれ

心臓や消化器にも亢奮神経と制止神経とが相対峙し、筋肉には拮抗筋の相対力が

作用して、はじめてそこに適切な行動が行われている。

我々の精神現象も、決してこの法則から離れることはできない。

私は特にこれを精神の拮抗作用と名付けている。欲望の衝動に対しては、常に

これに対する恐怖・警戒という抑制作用が相対している。

欲望の衝動ばかり強くて抑制の力が乏しければ、無恥・悪徳者・ならず者となり

欲望が乏しくて抑制ばかりが強ければ、無為無能。酔生夢死の人間として終わる。

         

現代に生きる森田正馬のことば〈1〉悩みには意味がある

現代に生きる森田正馬のことば〈1〉悩みには意味がある

 

 

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 私は、数年前から宇宙や生物といった世界に興味をもち、右往左往しながら

自然に触れたり本を読んだりして何とかその原理を知ろうとしているのですが

そこで感じることは、この欲望の衝動と抑制の論理でした。

 

基本的に個々の生命は欲望の論理で生きようとするのですが、それが能力の限界や、

他者の欲望とのかねあいで自然とそれが抑制されて、全体が調和されているのです。

唯一人類がその掟を破る可能性があるのですが、個人個人の力は弱いので、自然に

欲望は結果的に抑制されそこに均衡状態が生じ調和します。

個々の力に限界があるのは、ある面救いであり調和の源でもあるかもしれません。

 

欲望をもつこと 恐怖をもつこと いずれも否定されるものではない。

生のあるがままの実体を見つめ、その実体にあわせて生きていけば必ずそれは均衡を

たもち自然と調和されるのだ。そう思うようになったら、少し肩の力が抜けました。

 

森田正馬という存在を知ることができたことは私にとって大きな救いでした。

 

 

姉さん気取り?「吾輩は姉である」

お元気ですか。少年シニアです。

先週から初孫が自宅に遊びにきています。

お互い未知の存在で微妙な距離をたもちながら興味津々のようです。

1年ほど年嵩のお姉ちゃんのユーちゃんは上から目線で余裕しゃくしゃくです。

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