少年シニア 自由形で生きる

人生の最終章を少年に戻って自由形で生きる事に決めた男が出会った風景・言葉・芸術・人

秋季高校野球東京大会レポ ベスト16篠崎vs墨田工

    当初は予定していなかったのですが、昨日の墨田工業の試合をみて、同じ公立高校で私立強豪校を下した篠崎高校との公立決戦が見たくなり立川球場に行きました。両チームとも好投手なので3点勝負と予想していましたが、思わぬ乱戦となりました。

墨田工業の応援旗を掲げる凛々しい姿。昨日に引き続きお疲れ様でした。

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これに対して篠崎高校は「一致団結」を合言葉に桜軍団で応戦

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初回の墨田の青木投手のピッチングをみて「あれ?」と思いました。超スローボールと変化球を多投していたのです。最初は作戦なのかと思ったのですが、時々投げるストレートに威力が感じられなかったので、明らかに連投による肩への負担があったと思われます。初回はランナーを背負うも、何とかゼロで納めましたが、2回に初得点を許すと,3回には長打を連発され大量得点を与えてしまい途中で永瀧投手にマウンドを譲りました。

 

3回を終わって8点ものビハインドを追った墨田工業。コールド負けもよぎりましたが、昨日のシャープな打撃を目の当たりにしていた私は、中盤以降必ず墨田工が攻め返すと感じていました。

 序盤から打撃好調の篠崎高校は下位打線も強烈。長打力もある!

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 昨日に続き完投した篠崎高校のエース宮澤投手の力投

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一方、篠崎の宮澤投手は同じく連投でしたが、淡々とコーナーをつく投球で墨田工の打線を封じました。しかし、さすがに疲労からか5回あたりから制球が乱れ、死球・四球で塁上にランナーをためてしまいました。次第に墨田工打線が芯でとらえるようになり、5回・6回と2点ずついれ、一気に4対8になり俄然試合の行方はわからなくなってきました。

 

ただ、次の7回を0点におさえたことが非常に大きかったと思います。この回もし得点がはいっていたら、より墨田工の勢いが増し逆転の流れがでてきても不思議ではありませんでした。ここを0で抑えたことが、その後の貴重な2点の追加点を生んだ気がします。8回墨田が3点をいれ7対10になったことからも、あの追加点がなければ、勝ちがどちらに転がるかわからない展開でした。

 

いずれにしても肉薄した墨田工打線 そしてそれを振り切った宮澤投手の力投。連日の完投で肉体・肩への負担は想像以上に大きかったと思いますが、最終回は気力で投げ切りました。本当にあっぱれと言いたいです。また墨田工の肉薄を演出したのは、2番手の永瀧投手が打たれながらも粘り強く篠崎打線の勢いを封殺したことと、前半大量得点でリードされても元気さを失わなわず出場選手を鼓舞し続けた控え選手や、スタンドで声をからして勇気づけた応援席だと思います。

 ベンチに戻る選手を鼓舞する墨田工業の控えメンバーがとにかく元気!

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 打撃の援護を信じて粘投した墨田工業二番手 永瀧投手

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いよいよ最終回 今日はスコアボードに選手名が表示された!いつもこうでなきゃ!

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 最終回、最後の力を振り絞った宮澤投手の力投でゲームセット。10対7で篠崎高校が激戦を制しました。篠崎高校は、この勢いをもって、ベスト8で関東一と戦います。ポイントは宮澤投手が関東一打線をどこまで封じるかだと思います。この連投で肩は相当悲鳴をあげているとは思いますが、もうひとふんばりの熱投を期待します。打線が上位〜下位まで切れ目なく好調なので、十分勝機はあると思います。

 

墨田工業は、選手も応援も本当に清々しいチームで私はすっかりファンになりました。試合後、出口で応援団の団長さんが、選手を応援に来ている父兄に丁寧な御礼・挨拶をしていたのも大変感心しました。応援のチームワークがよかったのもこういうところにあったのでしょうね。立松和平に少し似た監督さんが報道関係と思われる人から質問を受けていましたが、帽子をとって凄く丁寧に答えられている姿も印象的でした。このチームは今後もっと強くなるだろう。そう確信して球場を後にしました。