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少年シニア 自由形で生きる

人生の最終章を少年に戻って自由形で生きる事に決めた男が出会った風景・言葉・芸術・人

昭和記念公園に逃げ込んで虫に教えを乞うの巻

 葛西臨海公園で水を楽しんだ翌日、コスモスを見に昭和記念公園に出かけました。街の喧騒を逃れ公園にというわけですが、家族連れがいっぱいで、むしろ公園の方が賑やかでした。でも心地悪くはありませんでした。それは生命の躍動を感じたからでしょう。公園には静けさだけでなく、花や虫、そして人の笑い声(特にこども達の歓声)といった生命がてんこ盛りですから。

 

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私が公園に出かけるのは、ある面、日常からの逃避かもしれません。でも、仮にそうだとしても逃げるという行為はそう悪くないとも思います。

先日紹介した画家の堀文子さんは、1987年70歳のときバブル景気前の日本に嫌気がさし、日本を脱走しイタリアのトスカーナに居を構え5年間を過ごしました。堀さんはこんな風に言っています。

 人に屈伏しないためには、闘わなければなりませんが、私は闘うのが嫌いです。そうなると、脱走するしかない。こんな子どもじみた解決をする自分を恥じながら、私はその後も、「闘わず屈伏せず」という姿勢で、生きてきてしまいました

 

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堀さんの行動を考えると「逃げることも立派な人生の戦略」とも言えます。問題なのは逃げること自体ではなく、どこに逃げて何をやるかといういうことだからです。まあ公園に逃げ込む程度では、脱走とは言えませんが(笑)

花を撮ろうと近づくと虫の鳴き声が聞こえてきます。あれこれと理屈っぽいことを考えている私を笑うように、虫たちは,ただただ鳴いて生を楽しんでいました。

私も虫に倣い、考えることをやめ寝っ転がって声をその美声を楽しみました。

今後も暇をみては公園に逃げ込むつもりです。