少年シニア 自由形で生きる

人生の最終章を少年に戻って自由形で生きる事に決めた男が出会った風景・言葉・芸術・人

幸せのキセキはつくられた理想ではなかった

幸せへのキセキ [DVD]

 タイトルに「幸せ」がついていると、本でもDVDでも何故か手にとってしまう悲しい性があります。その弱い言葉に加え、私の好きな動物が題材になっているということで、迷わずレンタルして観ました。

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一言でいうと、最愛の妻を亡くし息子ともうまく向き合えない、でも冒険心をもち、少年の心を失っていない主人公(マット・ディモン)が、人生の再スタートをきるため郊外に動物園を運営することを条件に売り出された家屋を購入。飼育員たちと力をあわせて廃園寸前の動物園を再建、その過程で息子とも和解するというお話です。

理想主義に形どられた後味のよい映画だとは思いましたが、話の設定が奇抜だし、こんなに上手く事が運ぶのかなという印象をもあり、その点評価しづらいところがあったのですが、映画の最後にこの映画が実話であることを知ったことで、調子よく私の評価は◎となりました。実話だとしたら、こりゃ凄いやーっていう感動ですね。それとやっぱり少年心をもったおとっさんは悪くないなと思った次第です。

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実話では、奥さんが亡くなった時期は、この映画のように動物園を買い取る前ではなく買い取った後だったそうですが、その悲しみを救ったのが動物たちだったと、ベンジャミン・ミー本人がインタビューで語っています。

「環境を変える」「生き物に触れる」ことが人生の再生に寄与する。このことを改めて教えてくれる佳作でした。