読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

少年シニア 自由形で生きる

人生の最終章を少年に戻って自由形で生きる事に決めた男が出会った風景・言葉・芸術・人

点でなく流れで物事を考える事 【影丸伝より】

エンターテインメント

一時貪るように読んだ漫画 それが白土三平の「忍者武芸帳影丸伝」でした。

稀代の革命忍者「影丸」は、ある時は単独で、ある時は一族の仲間たちと、

またある時は貧しい農民たちと連携して、権力者から富や土地を奪いかえす

戦国時代のヒーローです。

私は影丸がもつ度胸と才覚と高度な忍術に強く憧れました。

                     

その影丸織田信長の命を狙って、逆につかまり処刑されるシーンは圧巻でした。

影丸は無声伝心の術を使って信長の小姓の森蘭丸にこんなメッセージを送ります。

 

「我々は遠くから来た そして遠くまでいくのだ」

 

影丸は蘭丸を通じて、この言葉で信長に何を伝えたかったのでしょうか。

最初に読んだときは、かっこいい言葉だとは思いながら正直わかりませんでした。

忍者武芸帳影丸伝 1 復刻版 (レアミクス コミックス)

 

おそらく歴史の本質 流れを信長に伝えたかったのでしょう。

単純な武力による支配だけで、世を治めることはできなくなっていること

つまり点でなく線という流れでものごとを眺め理解すること。

過去・現在・未来を一気通貫にして理解すること。

 

50歳をすぎて、自分が居るこの宇宙・地球・生命はどこから来て

今どうなっていて、これからどうなっていくのかを無性に知りたくなりました。

それはもう生理的なものです。

それを知らないで死ぬのは嫌だという内なる叫びでした。

 

それで生命の勉強を宇宙の起源から始めることにしました。

そして学んだことを自分なりに整理してブログで発信することにしました。

それが「少年シニア 55歳から学ぶ理科」です。

今ようやく先カンブリア紀の終わりまでたどり着きました。

 

生命の勉強をしていると、繋がりと流れということを強く感じます。

地球と生命は相互関係の中で影響しあい、生命は生命と対となり

その生命を後世につないでいきます。

我々一人一人は大生命のシステムの中の一滴にすぎないのかもしれませんが

唯一無二の存在であることは間違いありません。

 

小さな小さな私も「遠くからきて、今こうして生きて 遠くにいく」その流れ

の一員です。その感覚は、決して悪くはありません。

つまらないものに支配されるのは、御免こうむりますが、

このような生命のシステムの支配の中で生きていくことには歓びを感じます。

「我々は遠くからきた そして遠くまでいくのだ」

影丸のこの言葉を、今はそう受け止めています。