少年シニア 自由形で生きる

人生の最終章を少年に戻って自由形で生きる事に決めた男が出会った風景・言葉・芸術・人

1月は巨匠の弾くベートーベンで背筋を伸ばす

1月になると、ベートーベンを無性に聴きたくなります。

年初め、美しい音色をバックに 背筋をぴしっとしたいからだと思います。

今回はピアノ曲から、巨匠の演奏する2曲をあげてみます。

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まず、ヴィルヘルム・ケンプ(1895 - 1991 )のテンペスト

技巧面での評価は色んな声があるようですが、演奏している雰囲気が好きなんです。

達人がベートーベンと対話しながら弾いてる感じですね。

演奏家というより美の求道者って感じが全面に出てて、憧れるんです。

 


Beethoven's Tempest Sonata mvt. 3 -- Wilhelm ...

 

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もう一曲も、巨匠のピアノ演奏家から

アルトゥール・ルービンシュタイン(1887ー1982)のピアノ協奏曲3番。

 ピアノ協奏曲3番は、小澤征爾さんと村上春樹さんの対談本で取り上げられて

いたことから聴くようになったんですが、あらためてベートーベンの引き出しの

広さを感じて、お気に入りの曲となりました。途中からピアノが曲を主導し、その後

オーケストラとの対話を経て一体化するのですが、そこに物語性を強く感じます。

ルービンシュタインの演奏は、ケンプとは対照的に淡々とした演奏の中に余裕と

いうか味わいを感じます。

 


Beethoven Concerto No. 3 Mvt. 1 - Artur ...

 

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ベートーベンの曲は「重い」とか「暗い」とか言われることがあるのですが、

少し行き詰っているときは、むしろベートーベンを聴くと、何か腹がすわって

前向きになれるような気がします。

重くても暗くても、そこに美しい世界や救いを感じれるからだと思っています。