お元気ですか。少年シニアです。
現在、宇宙の成り立ちから今に到るまでの歴史を勉強しているのですが、
こんな未来の地球・生き物の本を目にしました。

- 作者: ドゥーガル・ディクソン,ジョン・アダムス,松井孝典,土屋晶子
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2004/01/08
- メディア: 単行本
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荒唐無稽なものではなく、その時代の大陸分布 (大陸はプレートの移動により
1年で数㎝移動している)から想定される500万年後、1億年後、2億年後の
地球環境をわりだし、動物の成長や光合成スピードも現在と同じに想定するなど、
科学的根拠に基づいて、どのような生き物が存在しその力関係はどうなっている
かを専門家の意見をもとに描かれたものです。
そしてポイントになるのは、この想定に人類が入っていないこと。人類は、
地球環境の変化に対応できなかったからなのか、互いの殺戮行為によってか
どうかはわかりませんが、絶滅した想定でのシナリオなのです。
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まず、500万年後の世界ですが、氷河時代に突入しており北米や北欧の大半は
永久凍土に覆われています。熱帯だったアマゾンは乾燥した草原になっており、
海水面は150㍍も低下。地中海は陸地に囲まれ孤立しています。
人類のエネルギー消費によりずたずたにされていた生態系に、この寒冷化が多くの
生命にとどめをさしました。
そんな中、寒さへの耐性がある「げっ歯類」でマーモットを祖先とするシャグラット
(仮称)が細々と生きています。マーモットと異なるのは大型化していることと
体毛に覆われて防寒対策が十分なこと。そのシャグラットを狙っているのが、この
時代の陸上の最強の捕食者でイタチを祖先とするスノーストーカー。海にはカツオ
ドリを祖先とするガーネットホエールというクジラ並みの大きさの巨大ペンギン・・
こんな感じで500万年後の生き物が描かれています。
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おもしろいと思って読んでいたら、この本をベースに制作された番組が動画サイト
にアップされていました。こちら500万年後の世界をCGを駆使して描いています。
約45分という長いものですが、お時間があれば、ぜひご覧ください。
オドロキ!これが未来の生き物だ 第1回(全3回) - YouTube
このあと、1億年後、2億年後の姿も描かれているのですが、今回は500万年後の
氷河時代のものに留め、また機会があれば、ご紹介したいと思います。