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少年シニア 自由形で生きる

人生の最終章を少年に戻って自由形で生きる事に決めた男が出会った風景・言葉・芸術・人

一日暮しで生きる。

 お元気ですか。少年シニアです。

少年の頃は、あまり後先考えずに行動していました。

過去も未来もなく、その日をどうやって楽しく過ごすかが重要でした。

でも、歳をとってくると過去や、未来にがんじがらめに縛られて

今に集中できない時があります。この問題をどう克服すればいいのか?

一日暮し (角川ソフィア文庫)

一日暮し (角川ソフィア文庫)

 

 そんなとき、この「一日暮し」という言葉に出あいました。こちら正受老人という

江戸時代の禅宗の僧の言葉だそうです。

 

或る人の噺に「吾れ世の人と云ふに、一日暮らしといふを工夫せしより、精神すこやかにして、又養生の要を得たり」と。如何となれば、一日は千年万歳の初なれば一日よく暮すほどのつとめをせば、その日過ぐるなり。それを翌日はどうしてかうしてと又あひても無き事を苦にして、しかも翌日に呑まれその日怠りがちなり。

 

本当そうだと思いました。これは考え方というより、ある面、真実だと思います。

確率は低いかもしれませんが、今日死ぬかもしれませんし、したいことをあまり

先送りしているのも、精神衛生上よくありません。

過ぎたことや、これから起ころうとすることは、かなり真偽が怪しいのに比べ、

今というときは、かなりリアルです。だから今日一日に集中して行動する。

人間以外の生物は、難なくそれを実行しているのだと思います。

希望や方向性をもつことは極めて重要だと思いますが、それは一日一日

その瞬間を大切にするためでもあります。

特に調子が落ち込んでいるときは、過去や将来を実態以上に悪くとらえがちなので

今の瞬間 今日一日に神経を集中させるのは、精神的にもいいと思うのです。

 

今、私の欲望は、毎日を「穏やかな気持ちで過ごす」「少しワクワクして過ごす」

の2点に集中しています。そのために今日をどう過ごすかを考える。

少年時代はそれを無意識にやっていたのだと思います。

今は、それを意識して実践し、毎日積み上げていく。

その時に自分の前にあらわれる世界はどんなものになっているのか。

ささやかながら、それが今の私の楽しみです。