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少年シニア 自由形で生きる

人生の最終章を少年に戻って自由形で生きる事に決めた男が出会った風景・言葉・芸術・人

雨の日 たまには バッハのカンタータ

お元気ですか。少年シニアです。

今回は柄ではないかもしれませんが、音楽の父バッハの曲を取り上げます。

バッハを聴きだしたのは、大学生になってからです。まずヴィヴァルディーの

「四季」を聴いてバロック音楽の深い味わいに感銘しました。大学生活に少し

行き詰まりを感じていた時期でしたが、バロック音楽を聴くと癒されたのです。

その流れで、バッハの音楽も少しづつ聴くようになりました。

           ♬    ♬    ♬    ♬

そして「ヴァイオリン協奏曲1番」を聴くに到り、バッハが何故音楽の父と言われる

のかが少し理解できました。ヴィヴァルディの音楽には一定のパターンがあって、

それはそれで素晴らしいのですが、バッハはオールマィティと言うか、引き出し

が多いというか、その全能性に圧倒され様々な曲を聴きまくりました。

そして、大学を卒業して社会に飛び出し、今度は社会人としての自分に行き詰まり

を感じていたときに、この「カンタータ51番」に出会いました。  

           ♬    ♬    ♬    ♬

私は歓喜しました。世の中に、こんなにも美しく心に染みる曲があるのだと思ったの

です。私は誠に宗教心の薄い男なのですが、それでもこの曲を聴いた時、何か人智

及ばない世界というものを感じ、自分が抱えている悩みなど、大したものではないの

だと素直に思え、恥ずかしながら少し涙がでたのです。

 


Bach BWV 51: Aria Höchster mache deine Güte ...

 

誰かは忘れましたが、「音楽には、いい音楽とそうでない音楽があるだけだ」と

語った音楽家の話を思い出しました。つまりジャンルは関係ないわけですね。

クラシックというと少々敬遠ぎみの人もいるかと思いますが、やはり喰わず嫌い

はもったいない。ジャンルに拘らず多くの人から評価されるものは、それなりの

理由があるのだから、とりあえずは聴いてみる くらいの余裕があってもいいの

かもしれません。

私の場合は、少々メランコリーな時が、バロック音楽やバッハの音楽との出会い

に結び付いたのですが、こういうのが人生の妙なのかと思った次第です。