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少年シニア 自由形で生きる

人生の最終章を少年に戻って自由形で生きる事に決めた男が出会った風景・言葉・芸術・人

ときめく映画 「モモ」

お元気ですか。少年シニアです。

ミヒャエル・エンデケストナーと並んで好きな作家です。骨太なテーマ設定と

強いメッセージ性、そしてそれをユーモアで包み込む包容性。とりわけ、今回ご

紹介する「モモ」は、原作のみならず映画の方も素晴らしい出来だと思います。

もう一つの傑作「はてしない物語」も「ネバーエンディングストーリー」の名で

上映されたのですが、こちらが原作から幾分かけ離れた点があったのに対し、モモ

の方は原作に忠実に製作されていたこと、さらにはエンデ自身がエンデ役で登場して

くれているのがエンデファンには堪らないのです。

 


Momo (trailer) - YouTube

 

モモ [DVD]

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ミュージカルでの上演も多く、ストーリーはご承知の方もいっらっしゃるでしょう。

昔ながらの街に 昔ながらの人々が自分たちのペースで暮らしています。

そこに「時間貯蓄銀行」からきたという灰色の男が突如 姿を現します。

「時間を貯蓄すれば寿命が倍になる」と街の人々をそそのかして回るのです。

 時を同じくして「モモ」という少し風変わりな少女も街にあらわれます。彼女と

いると何故かみんな素直な自分になれるので、街の人ははモモを愛し面倒をみます。

しかし街の人は灰色の男の影響で、だんだん時間に追われるようになり、これまで

のゆったりした生活に懐疑を抱きはじめ、モモからも遠ざかるようになりました。

モモは街の人の奪われた時間を取り戻すべく、立ち上がりますが・・・

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最後に、「ミヒャエル・エンデが教えてくれたこと」より、エンデが作品を通して

また直接エンデ自身で語った言葉で私なりに感じるものがあったものをあげます。 

 

  ・人間は自分の時間をどうするかは、自分自身で決めなくてはならないからだよ。

   だから時間を盗まれないよう守ることだって自分でやらなくてはいけない。 (モモ

 

  ・詩人に金を払う人達は、無駄なお金を捨てているって言うのかい。

   詩人からちゃんと望み通りのものをもらっているじゃないか (モモ)

 

   私はもう第3次世界大戦が始まっていると思うのです。ただ私たちが、それに気づかないだけです。

   なぜなら、この戦争は従来のように領土を対象とする戦争ではなくて時間の戦争だからです。

   それは私たちの子供や子孫を破滅させる戦争です。

 

 ちなみにエンデの奥さんは佐藤真理子さんという日本人で、エンデ自身日本の精神

文化にも強い関心をもっていたようです。

長野の「黒姫童話館」にはエンデの直筆原稿を始め、エンデファンにはたまらない

資料が展示されているそうなので、機会を見つけてぜひ訪問したいと思っています。