少年シニア 自由形で生きる

人生の最終章を少年に戻って自由形で生きる事に決めた男が出会った風景・言葉・芸術・人

悲しさをうたう唄が好きです

お元気ですか。少年シニアです。

いつの頃からか、明るく前向きな歌が巷に多くなりました。

喜びや恋愛讃歌が多くなり、悲しみや別れの唄が減りました。

少し寂しい気がしています。

 

石川啄木の短歌を、いじけていて湿っぽいと嫌う人もいますが

私は結構好きです。何故なんだろうと思ったんですが

おそらくそれは、啄木の短歌に嘘がないと感じるからでしょう。

 

いのちなき砂のかなしさよさらさらと    握れば指のあひだより落つ

何となく汽車に乗りたく思ひしのみ    汽車を下りしにゆくところなし

非凡なる人のごとくにふるまへる    後のさびしさは 何にかたぐへむ

気の変る人に仕へてつくづくと    わが世がいやになりにけるかな

 

芸術で一番大切なのは、嘘がないことだと私は思っています。

それが多くの人々の共感を得るのでしょう。

悲しいことを悲しいと言い切る歌があってもいいと思います。

 

「悲しみ」をテーマとした唄で、私が好きなものを二曲アップします。

一曲目は、フォーククルセイダースの「悲しくてやりきれない」

作詞は「小さな秋 見つけた」のサトウハチロー氏です。

 


悲しくてやりきれない フォーククルセイダーズ.flv - YouTube

 

もう一曲は、吉田拓郎「どうしてこんなに悲しいんだろう」

特に「自由になると淋しいのかい」というフレーズが好きです。

 


どうしてこんなに悲しいんだろう by 吉田拓郎 2002 15/19 - YouTube

 

生きることの悲しさをまず受け止めてのち、歓びに想いを致す。

あるがままの世界は、悲しみと歓びがまざりあっている。

悲しみと歓びは実はセットなのだと感じたときに、何かまわりの風景が

少し変わって見える。そんなことを気づかせてくれた唄でした。