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少年シニア 自由形で生きる

人生の最終章を少年に戻って自由形で生きる事に決めた男が出会った風景・言葉・芸術・人

エヴァ・キャシディの生命の歌を終日聴く

お元気ですか。少年シニアです。

忘れてはいけない日が今年もやってきました。

私はいつにも増して生命を感じる歌を 聴きたいと思いました。

それで迷わずエヴァ・キャシディの歌を選びました。

 

はじめて彼女の「枯葉」を聴いたときの衝撃は忘れられません。

はらわたに染み込むような「枯葉」で、彼女の歌を聴きながら、

散っていく枯葉に深い生命の美を感じていました。

 


Eva Cassidy - Autumn Leaves

 

エブァは1996年33歳の若さで皮膚癌で亡くなりました。

存命中の彼女の存在は殆どの人に知られていませんでしたが、彼女が亡くなって

4年後、イギリスのBBCラジオで彼女が歌う「虹の彼方に」が流されるやいなや

大きな反響となり、それがヨーロッパ全土に広がっていきました。

 

 自分の持ち歌じゃないのに、彼女が歌うとそれが一つのオリジナルの世界となる。

なぜ彼女が歌う歌はいずれもこんな説得力があるんだろう。

やはり彼女ならではの生命の響きがそこに表現されているからじゃないだろうか。

 私にはそう思わざるえませんでした。

 


Eva Cassidy - Over The Rainbow

 

彼女の歌い方は、決して威勢がいいわけじゃありません。

むしろ生きていくことの辛さや苛酷さも感じられます。

しかしそれだからこそ、一方で生きていくことそのものの美しさや愛しさも

伝わってきます。

あるがままの世界は美しいのに、人間自身がそれを歪めているのかもしれない。

だからあるがままのこの素晴らしい世界をシンプルに歌い上げる。

自らの死を予感しながら歌っていたであろう彼女は、いつも歌いながら自分の

生命といろいろなことを語りあっていたに違いない。

それは彼女にとってある面で至福の時間であっただろうと思います。

もちろんこの「この素晴らしき世界」においても。

 


What a Wonderful World  [日本語訳付き]  エヴァ・キャシディ / Liveより