少年シニア 自由形で生きる

人生の最終章を少年に戻って自由形で生きる事に決めた男が出会った風景・言葉・芸術・人

わたしの宝物

お元気ですか。少年シニアです。

日本語学校の方は春学期が先週で終了し、いまはお休み中です。

7月半ばから夏学期がスタートしますが、どんな出会いがあるのやら。

楽しみ半分 不安が半分というのが正直なところです。

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学期は3か月単位で、教える生徒やクラスが変わっていきます。

最初は双方自己紹介をしながら、どんなキャラクターなのかの探り合い。

ひとりひとりの能力・やる気・くせ・嗜好などを 授業や休憩時の雑談

などを通して理解していきます。

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語学教育の特性上、一方的な講義スタイルではなく、学生とやりとりしな

がら授業を進めるので、結構名前もはやく覚えますし、各人の能力やくせ

もわかってきます。ただ、だからと言って、大体こんな感じと決めつけて

しまうと、とんだしっぺ返しをくらうことがあるので要注意です。性急に

理解しようとするのではなく、じっくり見極めていくのがいいようです。

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学期も中盤になると、少し緊張感がゆるみすぎたり授業が硬直することが

あるので、ここで少し自分の意外な一面を見せたり、授業スタイルに変化

をつけるようにしています。でもそれが不発に終わることもあります。

うけると思っていたことがうけなかったり、何気なく言ったことにくいつ

いてきたり。そのあたりも面白い。

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そして迎える学期最後の授業の日。

授業を予定終了時刻の15分前に切り上げて、一人一人に事前に用意した

一筆箋を配って、私の授業の感想を好きなように書いてもらいます。

そして私からも一人一人にメッセージを書いて配ります。

こうして集めた彼らのメッセージが私の一生ものの宝物になります。

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彼らは大人ですからもちろん正直には書きません。社交儀礼を心得ています。

「先生は親切です」「授業は楽しかったです」中には「先生はハンサムです」

なんてどうみても嘘だよねという文章を書いてきます。

それでも嬉しいです。文法的にはかなり怪しくても言いたいことは伝わって

きますし、なにより言葉の節々に各人の個性があらわれているからです。

お調子者、シャイ、生真面目、銘々のの個性が文章に残されています。

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彼らとは、クラスがかわったあとも校内であえば、気軽に挨拶をかわします。

意外なのは、クラスが変わって縁がうすれたのに、クラスにいたときより

フレンドリーに接してくれることです。教師と学生との関係から、一対一

の人間同士の関係になれるからかもしれません。

これも私の大切で楽しい瞬間です。