少年シニア 自由形で生きる

人生の最終章を少年に戻って自由形で生きる事に決めた男が出会った風景・言葉・芸術・人

自分自身に語りかける歌が好き

お元気ですか。少年シニアです。

「歌は世につれ、世は歌につれ」なんていいますが、確かにそれはあたって

いるんだと思います。

私の青春時代に流行った歌は、どちらかと言えば、人に何かメッセージをおくる

というより、おぼつかない自分に語りかける歌が多かったような気がします。

いわばマイナス思考で一人で耐えていこう的な歌。

その何年後かに流行った「愛は勝つ」なんていう勇ましさや自信はまったくない。

大変だけど何とか自分らしく生きていこう的な歌が多かった。

アリスが歌った「遠くで汽笛を聞きながら」もそうした歌のひとつ

 


谷村新司・堀内孝雄 「遠くで汽笛を聞きながら」

 

 ある意味、その当時のシンガーたちは老成したところがあって、だからこそ

彼らが歳をとっても、まったく違和感がなく聞ける。この歌もまさにそんな歌。

一匹狼で苦労している人間の方が、独立心もあり人の心がわかってカッコイイ

という時代だったのかもしれません。

 

この歌では三番の歌詞「自分の言葉に嘘はつくまい、人を裏切るまい」という

くだりが、いつ聞いてもぐっときて好きですね。

人間として最後に守るべき矜持がそこに見受けられ、人にお説教をたれるまえに

自分自身の諫めの言葉として受け取っています。