少年シニア 自由形で生きる

人生の最終章を少年に戻って自由形で生きる事に決めた男が出会った風景・言葉・芸術・人

忖度について

今年の流行語大賞は「忖度」で決まりだろうと思う。安部首相周辺だけでなく、

このところ日大・アマチュアボクシング連盟・文科省日本医科大学など忖度

のオンパレードだ。忖度される側・忖度する側いずれにも問題があるのだろう。

しかし、私は圧倒的に忖度される側に問題があると思っている。忖度されるまで

に必ずそのようにせざるをえない状況を忖度される側が創り出しているのだ。

 

私も社会で様々な人を見てきて、人々に忖度させるタイプの人間を何人か見てきた。

そういう人は非常に我が強くすぐ興奮し、自分の指示どおりに動かなかったり異を

唱える人には激しく攻撃し、パワハラをおこない自分に同意する人を厚遇した。

そしてそう人は人を恐れさせる術に非常にたけていた。厚遇されたものは、その人

にさらに気に入られようとし寵愛の対象からはずされることを恐れ忖度をはじめる。

気にいられていない者は押し黙って、不要な反論はしなくなる。

 

ここで完全に健全な議論は停止状態に陥る。忖度される人間がトップの者とは限

らない。この場合は、その上司の責任も大きい。部下のパワハラ行為にも無関心

で数字に表れる実績だけをみているから、忖度されている者やパワハラをしてい

る人間は、堂々とパワハラをすることができる。先般の大手広告代理店のパワハ

ラ問題も、パワハラをしていた部長の上司の問題が大きいと思う。

なぜなら、忖度を受けていたりパワハラをしている行為を諫め改善させるのは、

彼の上司以外いないからだ。

 

最近の安倍内閣の支持率の伸び悩みも、忖度のにおいがただよっていることに皆が

危うさを感じているからだと思う。

忖度を食い止めるには、おそらく今後も勇気ある内部告発と長期で権限を行使でき

ないような任期の限定を行うことしかないだろう。

 自民党が安部首相への忖度と自己の保身のため総裁任期の延長を決定した。

また、決定していた70歳以上の者を公認しないというルールもなしくずしになって

きているようだ。これは首相から70歳以上の実力者への忖度と言えるかもしれない。

どうも危い気がしてならない。