少年シニア 自由形で生きる

人生の最終章を少年に戻って自由形で生きる事に決めた男が出会った風景・言葉・芸術・人

かっこいい老人になりたい

 ひとりの人として尊敬していた画家の堀文子さんが100歳で亡くなられた。100歳というきりのいい歳で亡くなられたのも、いかにも堀さんらしいと思った。幸いなことに堀さんは画家だから作品は生涯残る。ひとつひとつの作品を丁寧に描かれていて、奇をてらうことのない素直な素晴らしい作品を数多くつくられた。

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 絵だけでなく自分の生い立ちや考えを文にされていたが、一言でいえば「かっこいい」、いまはやりの言葉で言えば男前の方だったように思う。彼女の絵はすべて「生命」が軸になっていて、80歳をすぎてミジンコなどの微生物に関心をもたれ、精力的に微生物をかかれた。若い頃は東大で学校側の要請に応じて、生命の身体構造の絵を書かれていたことを自伝で知った。いずれにしても死ぬまで知的好奇心の旺盛な方だった。

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 ある著名人が掘さんを毒舌家と言っていた。確かにストレートな言い方で権力にもストレートに物言いする方のように感じたが、著書からは毒舌家とは感じなかった。堀さんの文筆や絵画作品から毒を感じたことはなく、むしろ非常に謙虚に素直にものごとを見られている方だという印象が強かった。高齢化社会になって、高齢化にともなう「きれ」が問題になっているが、それは目標と好奇心を失ったなれの果てともいえる。

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自分もついに還暦を迎え、些細なことで怒ってしまうかっこ悪い寄りには絶対になりたくない。しかしそのためには、そのことを強く意識して自戒するようにしなけらばならない。決して手なりで行動していては、そんなかっこいい老人にはなれない。かっこいい老人になるためには、それなりの努力が必要だ。

あっ!もう一つ忘れていた。努力だけでなく勇気が必要だ。堀さんには、その勇気もあった。彼女は80歳すぎにブルーポピーを求めてヒマラヤまで出かけたのだ。

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このおばあちゃんにも堀さんの匂いを感じる。お孫さんに好かれる祖父母は、必ずかっこいいのだ。私もそうありたいと思っているが・・・。

 


ドラムを演奏するおばあちゃん  A列車で行こう